家族でマイルを一緒に貯める方法は?そのメリットとデメリットを教えて

 ANAマイルを貯めるにあたって、主婦の方から下記のような質問をよくいただきます。

≪ Question ≫
ANAカードを持つようになって、毎回の生活費はほとんどANAカードで済ませています。

そして主人はANAカードを持っておらず、何か買う時は現金払いがメインです。

夜は仕事で飲みに行ったり、コンビニもよく利用していて、私と主人でANAカードを持てば、もっとマイルが貯まるから主人にもANAカードを持たせようと思います。

夫婦2人ともにANAカードを持つなら、どのような方法で持てばよいでしょうか?主人と一緒に貯めたマイルを一緒にする事は出来ますか?


家族でマイルを貯めるメリットとデメリット
家計を握るご婦人にとって、節約やポイント集めは日常的です。
著者も一人暮らしのため、スーパーに行けば、主婦がポイントカードを提示してポイントを貯める光景をしょっちゅう見かけます。

スーパーのポイントカードは利用者や地域が制限されますが、夫婦一緒にANAカードを持って、お二人それぞれの毎月の固定費や日々の生活の出費をANAカードで決済すれば、今まで以上にANAマイルが貯まりやすくなります。

現状、ANAカード会員の中にはご夫婦ともにマイルを積算されている方もいますし、お二人で貯めたマイルを合算する事も可能なため、今後ご夫婦で一緒にマイル貯めようとご一考中の方は、当項目をご参照ください。

ご夫婦で貯めたANAマイルを合算する事も可能ですが、しかし大きな欠点もついてきます。

それは、ANAカードファミリーマイルというサービスを使えば、ANAご利用券(クーポン)への特典交換ができなかったりなど、いくつかの制限がついてしまいます。


家族でマイルを貯める2つの方法
ご夫婦のみに限らず、生計を共にされているお子さまなども今回の方法がお使いいただけます。まず、ご家族でマイルを貯める方法は大きく分けて2つあります。

ANAカードの家族会員サービスを使う
ANAカードファミリーマイルに登録


一つ目の方法は、クレジットカードの家族会員サービスを使います。

ANA VISA Suicaカードを除くANAカードには家族会員サービスがあり、本会員はご主人、家族会員は奥様、もしくはその逆でも構いません。

上記のようにご夫婦同じクレジットカードを持って本会員・家族会員としてANAマイルを積算していく方法です。

家族会員の一番のメリットは、クレジットカードの年会費が割引になる事です。

 

ANAの家族カードに申し込む前に知っておきたい5つのポイント

1.家族会員対象者
ANAカードの家族カードの申し込みにあたっては、生計を同一にする配偶者・両親・高校生を除く18歳以上のお子さんが対象です。家族でも、生計が同じではない(登録住所不一致)場合は、利用不可能です。

2.ブランドとグレードについて
また、クレジットカードのブランドとグレードは本会員と同一です。例えばご主人がANA JCBカードの本会員(年会費2,100円)であれば、家族会員となる奥様もANA JCBカード(年会費1,050円)。本会員がANA VISAゴールドカード(年会費14,700円)であれば、その配下に属する家族会員もANA VISAゴールドカード(年会費4,200円)の所持となります。

3.支払方法について
口座引き落としについては、本会員と家族会員が別々に支払うのではなく、本会員と家族会員の支払いをまとめて本会員の指定口座から支払う事になります。

4.積算マイルについて
家族会員がANAカードマイルプラスで貯めたマイルは、家族カードのマイル口座には積算されず、本会員のマイレージ口座に集約して積算されます。

家族会員がクレジットカード会社のポイントをマイルに移行する時も、家族カードのマイル口座には積算されず、本会員のマイレージ口座に集約して積算されます。

5.入会・継続・搭乗ボーナスマイルについて
入会時のボーナスマイルと、クレジットカードの毎年の利用によって付与される継続ボーナスマイルは本会員のみが対象のため、家族会員には付与されません。( 但し、特別なキャンペーンがある場合を除く。 )

例えば、一般ANAカードの本会員であれば、入会・継続ボーナスマイルで1,000マイルが付与されますが、家族会員は入会時のボーナスマイル1,000マイルが付与されず、毎年のカード更新月にも継続ボーナスマイル1,000マイルは付与されません。

しかし、フライトによって得られる搭乗ボーナスマイルは本会員・家族会員ともに積算対象です。



家族会員サービスの3つのデメリット

1.家族会員は入会・継続ボーナスマイルの積算対象外
通常、ANAカードの入会時・継続時はボーナスマイルが付与されますが家族会員は付与されません。
( 本会員は、当該ボーナスマイルは付与されます。 )

2.マイル合算時の欠点
家族会員が獲得できるマイルすべてを、本会員に移行する事は不可能です。
家族会員がクレジットカードのポイントをマイルに移行する際、および、ANAカードマイルプラスを利用する際は、家族会員のマイル口座に積算されず、自動的に本会員のマイル口座に積算されますが、それ以外で貯めた家族会員のマイルは、家族会員のマイル口座に積算されるため、この分で貯めたマイルは本会員のマイル口座に合算する事が不可能です。

【具体例1】 ANAマイレージモール利用時
家族会員がANAマイレージモールで商品・サービスの購入をした場合、クレジットカード決済金額分のポイント移行によって得られるマイルは本会員のマイル口座に積算され、ANAマイレージモール経由によって別途付与されるマイルは、家族会員のマイル口座に積算され、この分のマイルは本会員のマイル口座には合算できません。

【具体例2】 フライトマイル
家族会員がANA便グループに搭乗した場合、搭乗した時に付与されるフライトマイルは家族会員のマイル口座に積算され、この分のマイルは本会員のマイル口座に合算できません。

また、家族会員が航空券購入を家族会員のクレジットカードで購入した場合、クレジットカード会社のポイント分は本会員のマイル口座に集約されます。

前述した具体例1と2のように、家族会員のクレジットカードの利用方法によっては、本会員・家族会員の別々のマイル口座にマイルが積算され、全マイルを本会員に合算する事が不可能です。

本会員と家族会員はバラバラにANAマイルが貯まってしまうので、あらかじめご注意ください。

なお、家族会員のクレジットカード会社のポイントによって得られたマイルは、本会員のマイル口座に積算されるため、家族会員は特典航空券の利用がほとんど出来ないように感じますが、そんな事は一切ありません。

なぜなら、ANAの特典航空券は、本会員本人・本会員の配偶者、本会員の2親等以内の親族が使えるため、本会員に貯まったマイル口座を家族会員が使う事ができます。どうぞご安心ください。

3.ANA VISA Suicaカードの家族カードなし
全ANAカードの中で、唯一ANA VISA Suicaカードだけが家族カードの発行を行っていません。今後、ANA VISA SuicaカードをメインでANAマイルを貯める方は、この点もご注意ください。




ANAの家族カードに申し込む前に知っておきたい2つの注意点

下記は、家族会員の注意点です。

1.口座引き落としについて
家族会員の毎月のカード利用額は、家族会員の口座からではなく、本会員の口座から引き落とされる。よって、本会員と家族会員の毎月の支払額は、すべて本会員が支払う。

2.カードのブランド・グレードの統一
家族会員のカードのブランド・グレードは本会員と同一。

例えば、本会員がANA JCBワイドゴールドカードならば、家族会員も同一のカードを持つことになり、家族会員が一般のANA JCBカードを持つことは不可能。また、その逆も同様。

以上が、ANAカードの家族会員のデメリット・注意点です。
家族会員は年会費の割引サービスが受けられる事が大きなメリットではありますが、このようにすべてのマイルを家族で合算する事が不可能です。

全体的に積算マイル数を考えれば、本会員のマイル口座にほとんどのマイルが集約され、それ以外に積算されていく家族会員のマイルは、比較的少ないため、ANAマイレージの3年間の有効期限が過ぎればせっかく貯めたマイルが失効していきます。

有効期限3年間のうちに、家族会員のみに積算されるマイル数で希望する特典航空券に交換できるのであれば、このデメリットは解消されますが、未来の確定した状態を推測するのは、非常に困難です。

結果、家族会員の全部のマイル数が本会員に合算できれば、少ないマイル数も有効的に使う事ができます。そこで登場するのが、次にご紹介する「 ANAカードファミリーマイル 」です。




ポイントを合算できるANA カードファミリーマイルとは?

ANA カードファミリーマイルは、ANA カード会員向けに開始されたサービスであり、家族で貯めたすべてのマイルを合算する事が可能です。もちろん利用にあたっては無料。

このサービスを使う事により、家族それぞれで貯まった少ないマイル数も合算して一気に貯める事ができます。

なお、ANA カードファミリーマイルは ANA カード会員向けのサービスではありますが、クレジット機能なしの ANA マイレージクラブカード、ANA マイレージクラブ Edy カード、スルガ銀行 ANA 支店の ANA マイレージクラブフィナンシャルパスカードを有する 18 歳未満および 18 歳の高校生もお使いいただけます。

それでは、ANA カードファミリーマイルの詳細を、順を追って紹介します。

ANA カードファミリーマイルは、ANA カード会員向けのサービスであり、ANA カードのブランド・グレード・年会費有無にかかわらず、全 ANAカード個人会員が利用可能です。

【 注意点1 】
本サービスは ANA カードの固有のサービスのため、提携カードして発行されている、ヤマダ LABI ANA マイレージクラブカード、みずほマイレージクラブカード/ANA、沖縄銀行との提携カード:PiPuCa ANA マイレージクラブカードは利用できません。また、個人会員向けのサービスのため法人用 ANA カードも利用ができません。あらかじめご注意ください。

【 注意点2 】
クレジット機能なしの ANA マイレージクラブカード、ANA マイレージクラブ Edy カード、スルガ銀行 ANA 支店の ANA マイレージクラブフィナンシャルパスカードを有する 18 歳未満および 18 歳の高校生も本サービスは使えますが、高校生を除く 18 歳以上になった会員は、その時点で、自動的に退会処理されます。

よって、継続して ANA カードファミリーマイルを使う場合は、ANA カードの入会が必要です。なお、学生であれば学生用 ANA JCB カードが一番オススメです。

ANA カードファミリーマイルに登録できる ANA が定めた「家族」の定義は、日本在住の ANA カード会員、およびその家族で生計を同一にし、同居する配偶者および、一親等(両親・配偶者の両親・子・子の配偶者)以内の家族が対象です。

ただし、お子さんが寮に入っていたり、ご主人が単身赴任など、勤務・修学・療養等の事情により同居していない家族については、家族関係および生計を同一にされていることを証明する書類を ANA マイレージクラブサービスセンターに提出いただくことで、ファミリー会員として登録ができます。

また、下記の家族図をご覧いただければ、誰が ANA カードファミリーマイルの利用が可能なのかわかりやすいので、ご参照ください。

ANA カードファミリーマイルの利用が可能な範囲


プライム会員とファミリー会員について

【 プライム会員 】
ANAカードをメインカードとして
いるANAカード本会員

【 ファミリー会員① 】
ANAカード本会員または家族会員

【 ファミリー会員② 】
18歳未満のAMC会員

上記、右の図でいえば、父親がANAカードの本会員であり、ANAカードファミリーマイル上の構成ではプライム会員になっています。

また、この父親の奥さん、そして父親と母親の各両親二人、そして25歳のお子さんと、その結婚相手がANAカードを持っており、ANAカードファミリーマイル上の構成では彼らがファミリー会員①になっています。

なお、18歳に満たないお子さん2人はクレジット機能なしのAMCカードを所持しており、ANAカードファミリーマイル上の構成ではこの二人がファミリー会員②になっています。




ファミリー会員になる前に家族でどの口座から引き落とすか話しあおう

家族全員がANAカードファミリー会員になる状況は難しいですが、ご夫婦お二人だけでANAカードファミリーマイルを利用すると考えてみましょう。

ご夫婦でANAマイルを積算するのであれば、ご主人がANAカードの本会員&プライム会員として、ご婦人はANAカードの家族会員&ファミリー会員として参加登録する方法、もしくはその逆のパターンが考えられます。

もし、ご主人がANAカードの本会員であれば、必然的にプライム会員もご主人で、奥様はANAカードの家族会員&ANAカードファミリーマイル上ではファミリー会員として設定されます。

また、奥様をプライム会員に設定したいのであれば、ANAカードの家族会員は登録が不可のため、奥様がANAカードの本会員として入会する必要があります。その際には、ANAカードの本会員(奥様)の口座から家族会員(ご主人)のカード利用額が引き落とされます。

今後、ご夫婦お二人が、ANAカードの家族カードサービスの利用を前提としたANAマイルの積算をご検討でしたら、お二人のカード利用額の口座引き落としは、ご主人の口座からまとめて引き落とすのか、奥様の口座からまとめて引き落とすのか、お二人でご相談される事をオススメします。

お話合い後、口座引き落としをご主人さまの口座にするなら、ご主人さまがANAカードの本会員となるため、ANAカードファミリーマイル上での登録も「プライム会員」となります。

反対に、口座引き落としを奥さまの口座にするなら、奥さまがANAカードの本会員となるため、ANAカードファミリーマイル上での登録も「プライム会員」となります。

一般的に、一方がメリットが多くあるという事はないので、お二人で話し合った結果を優先されて、ANAカードの入会、もしくはANAカードファミリーマイルの登録をされてください。




ANA カードファミリーマイルの5つのデメリット

「マイルが夫婦で合算できるから、このサービスを使おう!」と思ったアナタ。ちょっと待ってください。

ANA カードファミリーマイルは、特典航空券交換に満たない少ないマイルも合算すれば、効率的に貯まるサービスではありますが、本サービスには欠点があります。

1.利用特典の制限
ANA カードファミリーマイルの利用方法について、下記のように記載されています。

・ANA カードファミリーマイルにて、合算したマイルは以下の特典に交換いただけます。(2012 年 4 月以降は ANA の e クーポンもご利用いただけます。)
・ANA 国内線特典航空券 ・ANA 国際線アップグレード特典
・ANA 国際線特典航空券 ・提携航空会社特典航空券

これを反対解釈すれば、以下の特典交換が利用不可という事です。
スターアライアンスアップグレード特典
ANA ご利用券(クーポン)
ANA マイル Vacation(ツアー)
ANA セレクション特典
パートナー特典(Edy 含む)
3000 マイルショッピング特典
クーポン特典
いっしょにマイル割
旅達利用マイル

ANA カードファミリーマイルに参加登録した会員が、今後記載した利用不可特典を使う予定がなければ、支障のない制限事項ですが、特典航空券交換以外の特典も使いたい方は、慎重にご一考ください。

2.追加・変更・削除時には 5,000 マイルが減算
ANA カードファミリーマイルのファミリー会員の追加は、最大 9 名まで登録が可能ですが、一度登録した情報を変更追加、または削除される場合は、変更手数料として 1 名様あたり 5,000 マイルも減算されてしまいます。所定の手数料の支払いができないとき(5,000 マイル未満の積算時)は、変更・削除することができません。

今まで貯めたマイルが一気に 5,000 マイルも消滅してしまうのは、非常に痛い欠点です。

例えば、ANA ご利用券を使いたいと思ったとき、ANA カードファミリーマイルは ANA ご利用券が使えないから、いざ、当該特典を使おうと思えば、ANA カードファミリーマイルの退会・削除手続きが必要なため、変更手数料 5,000 マイルが差し引かれた後に、初めて ANA ご利用券への特典交換ができるため、注意が必要です。

ただし、すでにファミリーマイルに登録されている方の戸籍上の変更(婚姻・死亡など)に伴う登録内容の変更または削除、スペルミスなどの修正は、戸籍上の変更を証明する公的書類の提出を行えば、手数料 5,000 マイルは減算されません。

3.特典航空券申し込み後の変更
特典航空券の申し込み後の変更手続きは、通常 ANA の公式ウェブサイト上からできますが、ANA カードファミリーマイル参加後に特典航空券の変更を行う場合は、ANA マイレージクラブサービスセンターへの電話問合せのみです。

通常、ウェブ上であれば 24 時間いつでも変更が可能ですが、電話問合せは混雑している時もありますし、問合せ時間帯も限られているため、ウェブ上でいつも予約・変更などを行う利用者とって、これは不便です。

4.特典航空券の申込み者制限
ANA カードファミリーマイル参加後に特典航空券を申し込みされる際は、プライム会員からの申し込みのみ受け付けており、ファミリー会員は特典航空券の予約が不可です。そのため、ファミリー会員が特典航空券を予約する際は、プライム会員に依頼する必要があります。これは、電話予約時も同様です。

5.ANA SKY MOBILE(携帯サイト)の利用不可
通常、ANA SKY MOBILE(携帯サイト)上においても、特典航空券の予約が可能ですが、ANA カードファミリーマイル参加後は、ANA SKY MOBILE(携帯サイト)における、特典航空券の申し込みができません。
今後、外出先などで携帯を使っての予約をされる方は、ご注意ください。


このように、ANA カードファミリーマイルには利用特典の制限や、マイル手数料、申込み時の制限など 5 つの欠点があります。少ないマイル数もまとめられるという大きなメリットがあるのですが、いざという時には、このようなデメリットもついてきます。

登録は無料でカンタンですが、ANA カードファミリーマイルの最大のメリット:マイル合算サービスに、すぐくらいつかずに、後から「やっぱり変更しよう」と思っても、貴重な 5,000 マイルが一気になくなってしまうので、当該 5 つの欠点も参加登録可否の判断材料として、慎重にご一考ください。

ただ、ご夫婦で貯めたマイルが合算できるメリットは強みでもあるため、
今後のマイル積算をご夫婦、または家族で一緒に合算して貯めたいという
方は・・・、

今後、特典航空券交換以外の特典を使う予定はなく、特典航空券交換 を目的としている。
ANA カードファミリーマイル登録後、万一、登録者の変更・追加・ 削除を行っても 5,000 マイルが減算される事を理解している。
特典航空券予約はプライム会員のみが予約ができる。
万一、予約変更を行う時は、電話での問い合わせが必要という事を、 念頭に置き、ANA SKY MOBILE(携帯サイト)での予約はせず、 ウェブ上だけで予約を行う。


上記内容を頭に入れて、ANA カードファミリーマイルのご利用をされてください。

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